UNITED ARROWS,＜宮脇賣扇庵 （ミヤワキバイセンアン）＞ 柿渋 脇漆

服飾説明

＜宮脇賣扇庵 （ミヤワキバイセンアン）＞の柿渋扇子。
扇面は、濃色を使用し柿渋を引いて作っています。柿渋を引く事で、独特のテリが出ると共に、水に強い扇面に仕上がります。擦れやすい扇面の山の部分には、青色、赤色の漆を塗る事で、耐久性を高め、閉じたときには、塗った漆の色が楽しんで頂けるようにデザインし、色の変わる楽しさを楽しんで頂けます。
長年使用することで、柿渋の色が徐々に渋くなり、また、漆は、透明感が増し、色がはっきりして来るため、経年変化による表情の移り変わりも楽しんで頂けます。

＜宮脇賣扇庵 （ミヤワキバイセンアン）＞
創業文政6年（1823年）屋号の「賣扇庵」は、日本を代表する文人画家「富岡鉄斎」の命名。「賣」は、「売」の旧字。
脇賣扇庵は、近世の町屋そのままの店舗とともに、京の歴史と風格を体現した店舗といわれ、江戸時代からほぼすべての製品を自社で製造販売してきました。三代目が工芸品としての飾り扇を考案した後も、その伝統と技法は今日に継承されております。
手触りや開き具合、重さ、使い勝手など、用と美が一体となった扇作りは高い評価を受け、扇面には多彩なオリジナルの絵が用いられ、その多くが手描きで仕上げられています。
商標の「美也古扇（みやこせん）」は、和歌の宗家、冷泉家21代、為紀（れいぜいためもと）の筆によるものです。

店舗にお問い合わせの際は、下記の品名/品番をお申し付け下さい。
品名：宮脇賣扇庵 柿渋 脇漆 品番：1386-599-0136